職人ストーリー
私は小学生の頃から
祖母の工房で蜻蛉玉を制作してきました。
学校が終わると祖母の工房に行き、炎の前に座る。
最初はただ、ガラスが溶ける様子を見るだけでした。
けれど少しずつ祖母に教わりながら
自分の手で制作するようになりました。
ガラスはとても正直です。
焦れば形は崩れ
迷えば模様は歪む。
炎の前では
自分の心の状態までもが
そのまま作品に表れます。
祖母の工房で過ごした時間は
私にとってただ技術を学ぶだけの時間ではありませんでした。
今でもあの頃と変わらず
炎の前に座り
一つ一つの作品と向き合いながら制作しています。